BMP
- αチャンネル付きでの出力を許可する
入力画像がアルファチャンネル付きだった場合の、出力形式を設定します。
ONの場合は32BitのARGB形式で出力。
OFFの場合は背景色とのブレンドを行い24BitのRGB形式で出力。- ヘッダ
アルファチャンネル付きのBMPファイルを出力する場合に限りヘッダのタイプを変更出来ます。
アルファチャンネル付きBMPにBITMAPINFOHEADERを使用するのは厳密には間違いなのですが、アルファチャンネル付きBMPを扱えるソフトでも対応状況が異なります(BITMAPV4HEADERを受け付けないソフトもあります)
特別な事情が無い限りはBMPではなくPNGを使用すると思いますが、必要に応じてヘッダを変更してください。
- ヘッダ
- 256色以下ならインデックスカラー化する
画像内で使用されている色数に応じて8bpp,4bpp,1bppのBMPファイルを出力します。 - ビットフィールド無し32bitビットマップ
- 自動判別
- 全てARGBとして扱う
- 全てXRGBとして扱う
ARGBとXRGBのどちらかはっきりしない32bitBMPファイルの扱い方を設定します。
自動判別は各ピクセルデータの上位8bitを調べて全て0もしくは全て255で統一されている場合はXRGB、その他の場合はARGBとして扱います。
JPEG
- 品質
0~100の値を指定します。数値が大きい程、劣化は少なくなりますがファイルサイズは大きくなります。 - サンプリング比
色差成分の情報をどれだけ間引くのか設定します。- 4:4:4 色差成分の間引きなし。ファイルサイズは大きくなります。
- 4:2:2 色差成分の情報量を半分に
- 4:2:0 色差成分の情報量を1/4に
- 4:1:1 色差成分の情報量を1/4に
- 量子化テーブルを直接指定する(RalphaPlus,RalphaPlus64)
品質のパラメータではなく他のアプリケーションで作成されたJPEGファイルから抽出&登録した量子化テーブルを使用して品質を調整します。
初期状態では量子化テーブルは未登録なのでグレーアウトした状態ですが、追加ボタンを押してJPEGファイルから量子化テーブルを抽出&登録する事で使用可能になります。 - スムージング
0~100の値を指定します。数値が大きい程、強いぼかしがかかります。
主に、ディザリング処理の施されたパレット形式の画像向きの機能だと思います。 - DCT演算方法
- 高精度整数
- 浮動小数
高精度とついてるので紛らわしいかもしれませんが、これは高速整数モードと区別する為で計算精度が高いのは浮動小数の方です。
- 出力ファイルサイズを制限する
設定されたファイルサイズに収まるように品質を調整します(ファイルサイズに余裕があっても「品質」で設定されている値が上限値になります)- 品質下限
この値以下の品質になる場合はファイルサイズの制限を無視します。 - サンプリング比
サンプリング比の下限。
- 品質下限
- JPEGの縮小展開
等倍に展開した物を縮小するのではなく、伸張処理の段階で縮小(1/2, 1/4, 1/8)する事で高速化します。
この段階で行われる縮小はリサイズの設定とは関係なく、平均画素法に近い感じになり
縮小率が合わない場合や、「出力サイズの100%まで許可」になっていない場合は2段階縮小になります。
(リサイズの設定が反映されるのは2段階目のみです)巨大な画像を扱う場合にメモリ不足で縮小処理が出来ない、もしくはパフォーマンスが著しく落ちる場合の対策にもなります。
- 常に再圧縮する
フィルタを全く使用しない場合でも再圧縮を行います(品質を下げてファイルサイズを小さくする目的用) - Exif情報がある時はAPP0マーカーを省略する(RalphaPlus,RalphaPlus64)
デジカメが出力するJPEGに存在しないヘッダーがあると都合が悪い場合はON
ファイルサイズがほんの少し小さくなる。 - 元ファイルと同じ品質にする
元がJPEGファイルの場合に元ファイルと同じ量子化テーブルを使用します。 - プログレッシブJPEG
PNG
可逆圧縮なので品質に影響する項目はなく、圧縮率と処理速度のトレードオフとなります。
- 圧縮レベル
0~9の値を指定します。
数値が大きい程、圧縮率が高くなります。 - 7z.dllを使用(RalphaPlus64)
7-zipの64ビット版がインストールされていれば7z.dllを使用したPNG出力が可能になります(RalphaPlus64のbinフォルダ内に7z.dllを置くだけでもOK)
圧縮レベルは1~5の値で指定 - 使用フィルタ
全てONにするのがファイルサイズを小さくする為のベストの組み合わせとは限りませんが、速度を重視する時以外は全てONで良いと思います
・最適化Lv1(RalphaPlus64)
・最適化Lv2(RalphaPlus64)
Lv1にRalpha独自のフィルタ選択アルゴリズムを加えた3通りを試して一番結果の良い物を選択します - 解像度を記録する
- 256色以下ならインデックスカラー化する
画像内で使用されている色数に応じて8bpp,4bpp,2bpp,1bppのPNGファイルを出力します。- 透明色
透明色を指定します。- なし
- 左上
- 左下
- 右上
- 右下
- 任意の色
指定した色が使用されていない場合でも、その色を1色としてカウントします(256色の画像でも257色使用しているとみなされフルカラーPNGになってしまいます)
- 透明色
- PNGOUTで最適化する
pngout.exeがbinフォルダ内にあると選択可能になります。
ファイルサイズが小さくなりますが結構重い処理です(-s1オプション)
PNGOUTを使用する場合は、圧縮レベルや使用フィルタの設定は無視されます。- 最大限の最適化
更にファイルサイズが小さくなります(-s0オプション) - フルカラーPNGの最適化
とにかく重いです。
- 最大限の最適化
- bKGDチャンクの値を使用する
背景色が必要な時にRalpha側で設定されている背景色ではなく、画像に設定されている背景色を使用します - WICのPNGDecoderを使用する
内蔵のPNGデコーダー(libpng)では無くWICのデコーダーを使用します
Windows8以降ならWICのPNGデコーダーの方が高速です - 16ビット出力(RalphaPlus、RalphaPlus64)
- OFF
- ON
最終的な出力データが16ビット/チャンネルだった場合のみ16ビット画像として出力します。
入力が8ビットでも16ビットで出力するフィルタ(リサイズ、色調補正、トーンカーブ、レベル補正、ノイズ除去)があるため元画像が8ビットでも16ビットで出力される場合があります。 - ON(16ビットソースのみ)
最終的な出力データが16ビット/チャンネルでなおかつ元画像が16ビットの画像だった場合のみ16ビット画像として出力します。
TIFF(RalphaPlus,RalphaPlus64)
- 圧縮方法
- 無圧縮
- LZW
- ZIP
- LZWHDifferencing(Windows XPでは出現しません)
- サムネイルを埋め込む
- 16ビット出力
PNGの同項目を参照。
JPEG XR(RalphaPlus,RalphaPlus64)
- 品質
0~100の値を指定します。数値が大きい程、劣化は少なくなりますがファイルサイズは大きくなります。 - オーバーラップ
ブロックノイズを軽減するフィルタのような物?
ロスレスの場合は0、それ以外の場合は1でいいと思います。 - サンプリング比
- 水平ブロック数
- 垂直ブロック数
画像を小さなブロックに分割して圧縮処理する事でデコード処理のパフォーマンスが良くなる可能性があります(品質には影響なし)
現状のWICのデコーダーはマルチコアに対応していないのでファイルサイズが少し大きくなるだけでメリットはありません - アルファチャンネルの品質を設定する
- 品質
0~100の値を指定します。数値が大きい程、劣化は少なくなりますがファイルサイズは大きくなります。
- 品質
- サムネイルを埋め込む
- 16ビット出力
PNGの同項目を参照
品質100、サンプリング比4:4:4の場合はロスレス圧縮になります。
コンバート
入力ファイルの種類ごとに出力ファイルのフォーマットを設定します。
メタデータ
- Exif情報をコピーする
- Exif情報の画像サイズを更新する
- Exif情報の解像度を更新する
- Exif情報のサムネイルを更新する
- Softwareタグを更新する(RalphaPlus,RalphaPlus64、ONにしても更新されない場合があります)
- GPS情報を削除する(RalphaPlus,RalphaPlus64)
- ICCプロファイルをコピーする
- 作成日時をコピーする
- 更新日時をコピーする
- 写真の撮影日でタイムスタンプを更新する(RalphaPlus,RalphaPlus64)
Exif情報の写真の撮影日が記録されている場合にファイルの作成日時と更新日時を写真の撮影日に合わせます。 - 解像度
- 解像度をコピーする
- PNGファイルに解像度を記録する
- その他の情報をコピーする(JPEG間のみ)(RalphaPlus,RalphaPlus64)